褌のマスター髭をなでつける見たい見せたい言葉にならず



「木箱に詰めて中元としよう」



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愚痴があり喧嘩にいたるわがままが通過儀礼の秋は深し



日焼け腕むき出しにして闊歩する漁師親爺は朝帰りなり




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「がちがちの緊縛・肉棒だけが自由を得てる」



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風ぬけて紅葉いろづく山門で露出親爺も半纏を脱ぎ


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「ここにも修羅の道がある」



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下僕というこだわり持ちし髭親父スキンヘッドもご奉仕なるか



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「あるものはあり・ないものはない」




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髭親爺紫紺褌締め込んでいざ出陣のクシャミを一つ



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