あたらしい時代を抜ける形式をうみだすものはゲイかもしれず


「ゲイ言葉・自らを囲い込んでいる。自虐路線」

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貧しさが肌に染み込むこのごろは主の爪痕消えぬままなり

願わくば下僕となりて奉仕するただそれだけで生きてゆきたい

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「奉仕奴隷・求めない」・受けるだけ」

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拉致されて監禁続く親父には吊るし鞭打ちそれが茶飯事

プレイならばいくつか終わるお約束いっときだけの危険演技

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「物語がない二人は交尾でことが始まる」

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自らに値札をつけて回りたる奴隷市場の大きさ較べ

でかいだけ筋肉親爺は鍛錬で暮らしているとはめでたいことよ

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「おれはおれ・それはそれ・これはこれ・だから何」

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span class="deco" style="font-weight:bold;">例大祭若衆宿に拉致された誰専親爺は戻ってこない

上腕筋見せつけながらマンガ読む不作法親爺の日曜日は晴れ

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「独りを楽しむ・一人の物語を生きる・そうでなくきゃ」


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白雲を突き抜けてゆく戦闘機ふたりの航路は見えないままに

揶揄されて蔑視うけるゲイの道それはそれで深い色合い

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「自ら入り込む奴隷の住処」

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深い河渡り切れない親父らはたむろしたまま行き場所もなく

隆起した大胸筋を揉みあげて泣かせてみたいがっちり兄貴

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「足置きにされたり座椅子にされる。ありえない利用法を試してほしい」

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ゲイに生きゲイで終わる人生もあってもいいか一人うなずき

かぜひきの主の背中をさすりたる奉仕奴隷の至福の時間

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「もう戻る場所はどこにもない・それでもいい」

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ぐうたらもゆるされとは摩訶不思議ふたりのことは二人のものさし

帰りたいのに帰れない進むしかない危うさのなか

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