望郷のまなざしむける眼鏡親爺帰りたいけど居場所はなくて
「どうしようもない野郎だから離れられない」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
過去形で「もういいか」と問いかける言葉失う裏口扉
自転車で交差点をぬけていく危うさ含みの快感があり
厳粛な摂理もなくて不毛なる交尾続けるそれしかないか
なんとなく十年過ぎた二人には何も残せず終わりしかない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「3回までは悲鳴それ以降は随喜の高まり」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
点線を繋げるように日が暮れる忘却の穴をそのままにして
馬にされ椅子になりてお仕えをする宿命もありがたきこと
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・