望郷のまなざしむける眼鏡親爺帰りたいけど居場所はなくて



「どうしようもない野郎だから離れられない」


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過去形で「もういいか」と問いかける言葉失う裏口扉

自転車で交差点をぬけていく危うさ含みの快感があり

厳粛な摂理もなくて不毛なる交尾続けるそれしかないか

なんとなく十年過ぎた二人には何も残せず終わりしかない

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「3回までは悲鳴それ以降は随喜の高まり」



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点線を繋げるように日が暮れる忘却の穴をそのままにして


馬にされ椅子になりてお仕えをする宿命もありがたきこと


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