親切が凶器に代わる怪しさに身を置いている令和元年
「生きている年号がとっさにうかばない」
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親切をばらまくおばさん勘違い時代は変わり駄菓子もかわる
親切が通じていかぬ現実を嘆くこたつの午後三時
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「男と女の美の偏見は時代の流行なのか」
「幸せになってください」という奇妙な祝辞
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「しあわせ」をあるかのごとく語り合う俺の人生そんなものかも
とりあえず我が子第一語るのが安全地帯したたかに生きる人あり
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「生きていてくれれば、それでいい」
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「自分を憎まなければいい」
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白壁の大学病院横付けし順番無視の肝臓検査
頑張って大学病院入り込む白衣の親父弁当を食う
老婆おす車いすの景色けす改札口の黒き奔流
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