Entries from 2013-01-01 to 1 month

窓の雪じっとみている無精髭触れていることもあとわずかなり 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 主と共に歩いて長き道なれどいつかは終わる必ず終わる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 永…

風寒き始発電車を待つ駅で二人の契り握りしめており

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 脱ぎ捨てた肌着をいだき主を思う温もり残す畳撫でつつ 無精ひげざらざらにして調教を求める体誰のものか ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

突然の渋谷駅での待ち合わせ赤い首輪むき出しにして

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 会話なき二人なれど肌重ね見えない世界に入り込んでおり がっちりのでか尻親父は平泳ぎ伸びある泳ぎなかなかのもの ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

やりきれぬ夜もあれど松籟に導かれるも主のためなり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 雪積もる温泉宿に人はなく主の振り抜く鞭がからむ夜 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

こんこんと眠る猫だき褌をぎゅっと握りて主待つ土曜日

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 真っ白な頭になりて荒れ狂う乳首スイッチ乱射しており ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

乳首堅くもみ続けてる指先に火花飛び出し暴発始まり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今日もまた獣縛りの鞭打ちで悲鳴したれど止むことはなし ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

廃屋に放置されてた夕暮れの緊縛縄に雪ふりつもる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 秘められた若衆宿の夢をみた流され縛られ放出もなく ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

引き潮の深く吸いよせ戻せない魔力に似たる主の手ざわり

静かなる正月終わる吉祥寺主は出張空っぽの週末   

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 嘘でもいい離さないと言われたい一度でいいから言われてみたい ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

到着を知らせる乾いた携帯音褌締めてて土下座待ちする

懐かしき神楽の響き遠く近く主のそれをいただきし夜

「猫だけが友だち」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 帰る場所見えなくなって主にすがり生きる覚悟つり橋のごと…

ためらいも消えて全裸になる夜は堅き蕾膨らみはじめ

「隠せば見える」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 誘惑をされたはずが誘惑をする身に落ちるそれも宿命 ・・・・・・・・・・…

指にある記憶もいつか消えてゆく時よとまれ永遠になれ

「いる場所もなく」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 嫉妬顔みせてはいけない身であれど包丁隠し酔いしれており …

初雪に未練多き朝になり帰り仕度のワイシャツのしわ

「半端な暮らし」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 殉教の法悦のごとき陶酔の暗き屈辱我が進む道 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

雪降れば聖セバスチャンの殉教をなぞりながら身を捨てている

豊穣の海にこぎ出す金色の月を仰ぐ極上の夜

・・・・・・・・・・・・鞭打たれ矢を射ぬかれし殉教の恍惚顔を読みとる不思議

大雪が交通遮断を招く夜は主の馬になりてどこまでもゆく

・・・・・・・・・・ 忘却は雲となって流れゆく略奪された日はいずこにありや

雨降りの朝はせつなく苛められるそれだけのために浮いてきたのか

・・・・・・・・・・・ 流れ着きし葦辺で眠る男には守り札が張り付いており ・・・・・・・・・・・ 募金つのる少女の健気さしらじらしい親爺は新宿スナックあたり

物語広がり揺れる深夜なり縄目深く残されており

・・・・・・・・・ 緊縛の横腹主が蹴りあげる裏返されて責めはやまず ・・・・・・・・・ 肉棒に針突き刺す責めうける男の正体問うこともなく

薄明の宿をいでて駅前のラーメン店に入るかすかな温もり   

・・・・・・・・・・ 潮時が近づいていると感知する汗ばむ肌がそれを教える 肩を寄せ白根の道を登りゆく霧でみえない何もかもが ・・・・・・・・ 淡々と存在確かめ認め合ういざとなれば命を賭ける 握りあう手と手の魔法か勃起する肉棒まとめてしごきはじめ…

苦痛さえ恍惚の宇宙にとけていく緊縛地獄わが住処なり  

・・・・・・・・・・・・ 眼隠しが感度高める不可解さ縄が触れあう残酷さの音

松飾りとりさりし街に雪が降る震えて帰る緊縛の朝  

・・・・・・・・・・・ 死んでもいい口走っているは我なるか大胆不敵官能の子 無精髭肉棒こすり這いまわるここにあるは自分ではない

湘南の海が押し寄せ繰り返す亀頭責めの果ての果てまで

そそり立つどうにもならない肉棒が奔馬となるや雑踏の中  

燃えだした炎めらめら身を焦がすなすがままにされるがままに

・・・・・・・・・・ 紺碧になりて冬がやってくる透明にして名残なき身に/span> 物語我が肉体に沁み入りてところかまわず暴れる不気味

生贄にそして奉仕を迫られてたらい回しもわが運命なり 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 舞いあがる炎のごとき胸にある被虐の官能をじらされており ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

再会の予定もなくてひたすらに待ち続けることそれもお勤め

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 馬鹿になり馬鹿を過ぎて変人と言われる日焼けのぼこぼこ親爺 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

朝ぼらけもっとほしいの叫び声響けど霧のなか消えてゆくのみ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 凝視受け赤き目線のその先で勃起はじめてどうにもならず ズボン脱ぎビキニ姿をさらしてる卑屈な笑いもすでになくて ・・・・・・・・・・・・・…

燃え尽くすほどの愛しさ向けてゆく主のひげさえ乳首を責める

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 競売の台に載せられオナニーのポーズ強いられ咆哮がでる 妖怪も百鬼夜行の森行けば緊縛親父が吊されたまま 愚かなる遊び人の季節なり話題終われ…

宴終え帯をしめて足袋を履く時よとまれの燃える思い

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ かちかちの緊縛願う傲慢さ後悔すれど血流戻らず ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…