Entries from 2017-10-01 to 1 month

人生はむなしきものと得心し快楽地獄に吸い込まれていく

「気持ち悪いと言われなくなったね」 「もう、そんな毒もばらなくなったのさ」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 抱擁を越えれば風が吹いてくるそんな夜をいくつも越えた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

変態親爺の夜会では趣向無限好みそれぞれ

「格調高い家父長制度が偏見の根っこかもしれないね」 「しきたりにこだわるのが偏見かもしれないね」 「まあいいか」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 自嘲して開き直りの自暴自棄それもあるかそんな雨降り ・・・・・・・・・・・・…

むき出しの勃起披露の自縛趣味日曜限定ご賞味あれや

「裸族の休日は覗いてみたいね」 「案外、パンツのせんたくしているかもね。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

夜が明ける奥飛騨温泉一つ宿乱れたままの日の名残りあり

「馬鹿でなくちゃ入り込めない」 「説明いらないから楽しめるのさ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

ながければそれでいいといえないが一期一会の大人じゃあるまい

「信号は期待通りには変わらないものさ」「俺たちもそれと同じなのさ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

挨拶の言葉浮かばぬ職場では「営業はずし」20年

「美しさは時代の気分」 「美しいものは壊れるだけ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

名月を求めて彷徨う青年の鼓動は青き駿馬にも似て

「物語がないと広がりができない」 「それにできない。そんな時代の子なんだ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

金あれば面白おかしく生きていく金がなくてもそれでいいのだ

「ここから飛び出したいね」 「物語がなければそれはできない」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

繰り返し避難勧告流れ出る温泉宿の古びたテレビ

「闇だから無限」 「ありもしない物語も無限なのだ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

修羅となり差別と闘うあいつには平安などは無縁なのだ

「いじりたいも体内からわきあがる感情かもね」 「愛しているなら」という探りがあやしい」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

諦観をぶっ飛ばして快楽に暴走はじめたご機嫌親爺

「男女の識別が必要なのは生殖の相手を探すときだけ」 「身も蓋もないのが生殖さ」 「だから命懸けにもなれるさ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

竹籠に活けたコスモス鮮やかな記憶につつみ立ち去りし宿

「嘘でなくては語れないこともある」 「本当のことは言葉にならない」 「だから、あり得ない物語が真に迫るのさ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

苦痛から抜け出す願い湧きだしてた快楽主義者の居場所はどこに

「脱いでしまえ」 「命であれば、喜んで」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

南大門仁王像に憧れて草原走る秋は夕暮れ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 物語世に出ることなく押し込まれ身内だけが転がしている ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

色づきし奥塩原の草原は一人歩きにあまりに深し

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「そんなもの」「こんなものさ」と語り合う茶店の朝はゆらゆらと明け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

むせび鳴く虫はきえて闇深しこれが十月そんなものかも

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・作り事つみかさねてるゲイ関係俺は俺でお前ではない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ゆらゆらと夢の一粒かみ砕く秋のおとづれ階段の裏

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 品定めしたがる仕切りじいさんが昔を語る赤ふんどし作法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

百日紅樹下に眠る若者は憔悴オヤジの分身なるか

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 霧深くたわわに実る葡萄さえ居場所心得ときを待つなり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「友」という言葉失い「希望」さえ意味が消える師走は近い

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方便で性を語るおやじにもSMを語る言葉はあるか ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

乾し葡萄グラスにもりてときを待つ意味が消えて白濁してる

「先を歩いているだけさ」 「いや、目立ちたいだけ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 伏せ姿勢保持して耐える奴隷には命令待つがすべてなのだ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ハナミズキ赤い実をつけ見送りし高速抜ければ勃起街道

「痩せたい目線。まあ、いいじゃない」 「時代が追い付いてこないだけかもね」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

生きるとはこんなことか待ちわびて転がされるどぶ川のごみ

「勃起するだけでは面白くない」 「ふるえと混乱が不可欠なのさ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

あるときは動画に見せる変態が真逆になりし笑顔オヤジあり

「愛するなどという勘違いもあるのだ」 「愛など虚構ということさ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

大腿の震えとまらずカチカチと歯がぶつかり合いて宙吊り緊縛

「脱げと命じるのが面白い」 「あいつは命じなければやらないのさ」「受け入れの屈辱快感」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

変態が当たり前に変わりゆき新たな変態生み出してゆき

「ありえない卑猥さ」 「ありえないから自慢」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

自縛した素肌をさらし走り出す露出狂の張り紙つけて

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美少年悶える緊縛絵になると言い出す褌おやじ

「素人には素人の楽しみ方」 「そんな説明は通じない」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 自刃する陶酔地獄舞い降りてオヤジの秋は紅葉色なり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

恫喝と畏怖こそが源泉と身にしむ月日十年をすぎ

「お決まりを段取り通り」 「期待を裏切るから興奮がある」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ SMの幻想語るおやじたちそれで十分飛び越えるなよ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

麦畑ゴッホ飛び出す道なるか露出親父の季節は終わる

「足りない物を探し続けるのさ」 「いらないものをすてるのもいいかもね」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 美辞麗句貼り付けながら教養を振り回すとは愚かなことよ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

ぼんやりと時を過ごすおやじにもタツー飾りのいきがりがあり

「気楽さは空しさの裏返し」「小理屈はたくさん」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・