Entries from 2012-08-01 to 1 month

萩咲し裏道ぬけてやってきた戸をあける音柿の木のした 

「どんぐり眼の親父」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 覗き見の親爺去りたる四畳半褌束ねて裏戸を叩く 女装する変態親父を指差して…

肌重ねあらん限り抱き締めるああこの快感は果てることなし 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 命があり河口湖行きの中央線最後車両で痴漢受けするなり 大袈裟にねじこみいえ…

テンポよく階段登る音がする二度押す癖も昔のままに

「身を守り,、救うためなら嘘もいいか」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 変態が蔑視している小心が混線してる業界常識 多数派が正義を語り歴史さえ作りかえるいつの時代も ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

どうしても会いたい夜が襲いくるどうにもならない体を抱く

・・・・・・・・・・・・・・・・・ 廃屋に柘榴伸び出す山里に放置される風流あらず 座興にて全裸踊りを強いられた奴隷男は龍の刺青 群れもせず孤高を生きる親爺あり一人暮らしは時間も手の中

ひたすらに湯船につかり待ち侘びる主の気配に気づく躊躇い  

「体が火照り燃え盛る」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 修羅となり闇夜を抜ける裸体から火花飛びちる虚空深し ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

永遠を語る言葉も軽くなる肌が知りし鉄輪の誓い

森深き打たせ湯浴びて命のまま咥え続ける日さえ越えて

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 身の程を教えられたる首輪なり四足歩行ももろだし地獄 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

抱きしめて乳首噛みし主の指背中を深く抜けるがごとし 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ じっとまつときの長さにもだえつつ何もできずできもせずに ど派手なる虎がらパンツを突き出してご機嫌いかがと言いがかりをつけ ・・・・…

夏木立飛び石越えて流れ来る風にゆれて主を誘え

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 釣りシノブ揺れる草津の湯治場で遊び親父の浴衣も遊び 徘徊しまた動き出す熊親父魔羅さらしても仕掛けにのらず ・・・・・・・・・・・・・・…

日焼けした腹筋好みの主なれば命がなくともジム通いする

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あこれもこれも中途半端な人生も区切りとしたい主の意のまま 悲しみも果てて残らぬ肉棒を繰り返し拭くいとおしくあり ・・・・・・・・・…

花となる季節があればそれぞれが体求める今が盛りなり  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ スイカ割りたわいなけれど余興なり腹にのせて竹刀で楽しむ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

塵芥それより卑しく扱いしそんな主を信じる不思議 

「愛する」に押し込められない熱さなり溢れる思い爆発のとき

繰り返す言葉もありて渇きたる首にからまる鎖の感触  

偶然が宿命となる向日葵がぎらぎら燃える渓谷の午後

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ こいこがれ我慢を越えて熱となり燃えはじては爆発を待つ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

積乱雲立ちのぼる午後となり危うさ知らず歩道なり

雨続き主はいかなる普通演じるか首輪を何と語っているか

「体の神様なら身を任せる」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ のぞき込む浴衣の下に息づきて手遊びしたき生きものがあり まとも顔戻して宿出る親爺ども緊縛吊るしの土産を下げ…

積乱雲流れる峡谷しずかなり泡沫なれど身を任せたし

「とりあえずの真似ごと・それでおしまい」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 積乱雲燃え立つごとき丹沢を眺める多摩川裸族のひろば 裸族らは追放されて居場所なしどれ…

夕暮れの陽ざしをあびて祝祭の熱気あふれる兄貴が見える

「転がし・からませ・悪戯し放題」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大工方気合を入れて跳ねまわるだんじり祭り男の甲斐性 猛暑なり一生かけて奉仕する覚悟示す馬鹿もありそう 帰り道あ…

主を待つ犬のごとき吾もまた鞭音さえも恋しくもあり  

「物語でさえ・借り物」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 悲しみは悲しみを産み憎しみも憎しみを呼ぶ果てのなき旅 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

慰めもなく日を過ごす奴隷なればこま犬に似て待つだけもの

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 犬にされ尻に詰め物押し込まれ犬鳴される今日で三日目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

主ならば強きかいなで絞めつめて鞭打ち続けよさらに激しく

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 逢えぬなら深き淵に身を沈め愚かな吾を慰めており ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

鎖にて拘束されて奪われて主に仕えるありがたさもあり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 肉棒を咥えさせられ息できぬ涙目さえも懇願の果て 悶え声汗まみれになり求めあう男×男は力づくなり 熊親父交尾遊びのなれのはて敬遠されて仕切り…

また一枚はがれることのかろやかさかなたを泳ぐ深海魚に似て

「破綻が新たな物語を生み出す」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・