Entries from 2016-09-01 to 1 month

思慮深き相棒疎ましこのごろは交尾だけでは満たされもせず

「放置され無視される。それは存在していること」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 約束の確認メールを送り付け嫌われすぎた親爺の未練 彼岸花咲きたる高麗川凛として風流れゆく親爺の背中 ・・・・・・・・…

シルエットくっきり浮かべて担ぎ出す祭神輿で褌披露

「肌の記憶は一方にしか残らない」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・変態を通り抜けた狂乱が体を奪う止めなくてもいい だだだだだ圧搾音が襲い来る肉弾戦の突撃開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

時代の子花鳥風月置き去りにグラスに浮かぶ虚構に暮らす

「奴隷を枕にひと眠り。至極の刻」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・粒立ちし言葉並べるテラスでは小指からめる退職老人 焼き茄子を突き出すばあさん笑いかけても口に出さない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

小海線ボックス席に人はなく奴隷遊びは足をのばして

「乳首をしゃぶるたのしみはノンケにはわかるまい。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・時代超え裸体をさらす儀式あり褌さえも献上供物陰翳の乏しき言葉は捨てられて指先ゆれる居酒屋の裏 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

曖昧な言葉並べて満月の儚さ語る二等機関士

「それはそれでいつもあいまい」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

雨降りの多摩川土手を徘徊し露出親父に絡んでみるか

「明日は今日の続きではない。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 熱燗を回し飲みする親爺会真っ新褌誇らしげに締め 饒舌な仕切り親爺の講釈が今日も始まるそんな土曜日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

迷うほど夢中でもなくそこそこの友達以上小さな期待

「愛などという意味不明なことではない。体温と肌触りそしてうめき」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 確信犯それともちがうこだわりが自分を縛り暴走迫る 肉棒にアレイ吊るして躍らせる奴隷遊びは涙目がい…

掻き傷の諍いだけをぶら下げて放浪続けるそれもありか

「凹凸を浮かべる日焼け親父のこだわりもいいじゃありませんか」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日焼けした腹筋割れ目に蝋燭を挟み込むことも段取りにあり 恨みもて憤怒の河を渡りたる任侠兄弟真っ新…

短歌など気取った手法を使うほど含羞がらみ狡猾な舌

「若くない。年寄りでもない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 微熱ある親爺に肩かし徘徊す「仲良し横丁」並みの賑わい ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

言い訳もためらい顔も許されぬ囚われ人は命じられるまま

「世間体がしばりつける。それもあるか」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ゲイバーの扉を開くためらいが消えし名古屋にせこい記憶 焼き茄子を添える気づかい懐かしきい昭和親父の太き親指 ・・・・・・・・・・・・…

首太きフォワード男のスクラムが重機となりて進みゆく秋

「悶えるだけの奴隷は食い足りない」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 良識でブリーフ披露を窘めるステテコ親爺はユニクロ仕立て 湧き上がるヒガンバナの棚田にも裸族蝟集の日本晴れなり ・・・・・・・・・・・…

震える手キリコグラス握りしめ吐息深き全裸奉仕

「それはそれ、都合などどうでもよくて」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 多摩川の風に吹かれて土手を行く拝島裸族まだまだ真夏 串刺しにされたマッチョの売り専が嬌声あげる真夏の浜辺 ・・・・・・・・・・・・・・・・…

青い目の青年騎乗の馬になり奴隷以下を噛みしめており

「日差しが容赦なくつきさす」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こちこちの大胸筋にとりつけた変態変身スイッチオンだ ジンギスカンつつきながらもソーセージ開陳求める男の宴 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

コスモスが揺れる丘に襲いくる雨混じりの雲恐ろしくもあり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日焼け肌光沢怪しきハーネスで締めあげているスジ筋男 筋肉は男飾る宝飾と言いきるやつがファスナーを下げ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

中央線高尾乗り換えボックスに足を突き出す小さな約束

「気遣いという言い訳もある」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 世間体気にする人生それもあり野菜炒めがおやじのけじめ 素人の作法無視の歌作り「埋め草」ていどの居心地となり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

すべては食い違いからはじまって終わるときはいつもあっけない

「ぎらぎらの安手のステージ衣装が似合う親爺」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ テレビ消し乳首ひねって抱き寄せるグラスぶつかる男のベッド おかずにもならぬ陳腐な物語しおりはさんで重ねておこう ・・…

締め込みの魅力に落ちる親爺等は大きさ比べるそれもあるかも

「喝を入れられて仰天する。それも織り込み済みの段取り」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ どうでもいい金襴緞子の衣装付けこれが勝負と言い放つやつ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

すがりつく未練もあれば捨てられる切なさもある紅葉始まる

「ゲイ親爺は荒野をすすむべし」」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・理不尽なセックスさえも良識で判断したがる法の番人 きちきちの良識人を自負しても「おかず」なければ飯は食えない ・・・・・・・・・・・・・・・…

時代超え世間を越えて入り込む出口みせない緊縛地獄

「汗で湿った肌が心地よい」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 豊満を売りにしている親爺殿仕事自慢それは合わない 新橋の勇ましくもほろにがいやりくり上手の金曜日もあり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

秋深き仙石原の草原を露出親父が追いかけてくる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ぎこちない結索技術を暴露され奴隷の目線気にする親爺 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

玄関に入れば自由区若造が全裸ブリッジでおむかえします

「悶えは痙攣と連動している」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 裁判官裁判官を演じてるどれがどうだか自分の裸 体裁は時代の流れに揺れてゆく今の常識それも消えて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

乳首からまっすぐ下り体毛のしげみ抜ければ一気にいこう

「夕暮れに砂浜が光る」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・騙すなら最後の最後の別れまで気づかぬふりがお互いのため 言い訳も帳尻合わせも間に合わない別れは一気「さよなら」もなく ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

お付き合いお願いしながら逢う気などさらさらなくてその日遊び

「腹筋の深みに吸い込まれてゆく」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・肉棒をさらし劇場徘徊する露出親父の血走りし目向日葵にかぶりつきし青年の尻にいすわるは縄の跡 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

愛などに固める愚かさ抜け出してほしいままにすればいいのさ

[ 「燃えるものはすべて燃やせ。記憶もうちけせ。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 薔薇咥えしなだれかかる女装趣味一途な願い切なくもあり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

神田駅「奴隷は主を選べない」野太い声で言ったやつどこで鎖されているか

「奴隷に休息などないと言われてみたい」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 腹示すおやじの誘いにひきづられスッパツ引き下げ肉棒丸出し あるものを押し隠している良識の窮屈世界はごくろうさん ・・・・・・・・・・・・…

殴られた自分は誰だ魑魅魍魎右も左も自分ではない

「一撃めは痛い。五撃目からは恍惚でべとべと」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ シャツ上げて腹筋ぼこぼこ披露するオフ会恒例おやじの余興 焼きあがるソーセージに似て亀裂する寸前肉棒それがいい ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

見せつける堅き腹筋黒光りそれしかないもそれぞれのこと

「なにもかも逆転している」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 口ひげのボクサーもどきの親父顔ぼこぼこにされも微笑浮かべ 今はただラムネ瓶のビー玉で主のしばりがほどけていかない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

帰りたいけど帰りたい女装趣味も一本道か

*1 「吊るされてなされるがままの赤襦袢」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・トンボとぶ池に蝟集の若者がまさぐりあいし丘の上なり がっちりの背中に似合わぬ指先で「すき」と書いた夜もあり ・・・・・・…

林檎食い玄関ひらく瞬間に汚れた自分消滅するかも

「トンボさえ交尾の美学を見せている」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 年月が熟成させた関係は傾きながら飛行続ける 腕時計外してはじまる肌合わせこれでいいなど言い訳もせず ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

野分ぬけ青空高き高原でマッチョ親父が西瓜食ってる

「手ぬぐいで絞めるいたずらまじになる前兆」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 馴染まない駄洒落飛び出すオフ会で全裸親爺の言い訳やまず シャボン玉飛ばして遊ぶスナックの渇いた話題を煎じて笑う ・・・・・・・・・・・…