Entries from 2012-07-01 to 1 month

地獄なら見たいものだと思っていても落ちる勇気もないままに

[ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 地獄なら見物したいとご機嫌な親爺の前で拷問を受け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「嘘がない大人はとにかく退屈」 ・・・・・・・・・…

いくつかの夜を送りて髭深く傷跡さえも朦朧の闇

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まだ明けず手探り加減で肉棒を掴みてしごく朝の挨拶 雪が降る下高井戸の惣菜屋呼び込む声はあの夜の客 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

主与えし平手打ちならこの頬で全てうけて燃え尽したし

「若さは勢い任せ力任せ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 追い掛けてしがみついて土下座して懇願続けた若き日もあり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「誰もが時代の気分に流さ…

さくらんぼ口移しされまた一つ奈落の底に押し込まれゆき

「さあ、かかってこい」・・・・・・・・・・・・・・・・ 組みつかれうつ伏せにされ固定されあとは高く吊るされるだけ ・・・・・・・・・・・・・

理不尽もわがまなれば支えなり主に抱かれて燃える夕焼け

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 妄想が身を苦しめる夜深く枕抱いても燃え盛るのみ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後悔も未練も無くて真夏なりなにもかもが夢のまた夢

「犯罪に近く、愛に近い」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 馬鹿げてる猟奇趣味の親父たちしたいことは常識を越え あるはずもない礼節を墨守する家畜以下も輝きのうち ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

子猫さえ愚弄しているそれもよし床の間飾りの我が身なれば

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 無礼講終りて人なき社殿にて甚振られることが祭りの終わり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ベルディを評論したる髭男褌写真を公開する趣味 ・・・・・・・・・・・・・・・・・…

恨みごとそれもなくてひたすらに命じられるまま生きてみるだけ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 駿河問い被虐の極み人は言うなれど別れの儀式ともなり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

朝顔を投げ入れするも心なら花器なることもありがたきこと

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 秀吉の来訪告げる声がする朝顔ひかる床の間飾り ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

物にされ生きることが業なれば竿に止まりし蜻蛉にもなる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大胸筋鷲掴みにされ悶えても乳首責められ絶叫できず 探しては夢見たような出会いありそして冷める何も残さず 風の果て見果てぬ夢を追いかけ…

泥まみれ欲情するもあるがまま自分が見える葦の繁みに

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 堤から世間話が聞こえくる声も出せぬ緊縛親爺 騒々しい季節の声を葦原で聞く不思議さも緊縛のまま ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

赤褌も許されことなく見せもの犬となりて勃起する日々

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あたりまえここでは変態奴隷なり魔性二人演じる不思議 肉棒が緊縛されて吊るされる筋肉親爺絶叫マシン 目隠しで見せものになる馬鹿親父招き猫の真似…

鞭打たれ緊縛される身となれど体求める我が業かなし 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 物語綴り続ける二人には果てなき旅は言葉にできず ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

忍び寄る好奇の手をば拒むことできぬ日々は止むこともなし

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 双丘を締める褌解き放ち肉棒打ちし青竹の音 雪残る那須の温泉風強く露天風呂に視線はなくて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

待つことに馴れてしまい勃起した肉棒濡れて居所もなし

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 言葉なく煎餅食べる真昼時指をからませ何か言いたげ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

飽きられて捨てられることもまたありて夜の闇を彷徨いつづける

身を刻み命を細くさせながら何もかもが掌にあり

やってくるおやじでさえも哄笑し悪戯するも無視よりもよし

白濁の放射液がへばりつく肌こすりたる奴隷のけじめ

退屈な奴隷と言われるかなしさは売り飛ばされるせつなさに似て

シャツを脱ぎピアスを取りて真っ裸飛び込む胸の乳首懐かし

・・・・・・・・・恨みなどどこにもなくて愛された記憶が溢れ涙するのみ

褌に印半纏身のまとい求めあればひとつづつ脱ぎ

深海で微動もなくて瞑想し表情見せぬ魚のうろこ

鞭打ちて悶絶さるも主の意思強き思いを捧げつくして

じっと待つ流れの長さに沸き立ちし肉棒うなりいくところなし

何もかもあるのはねじれし夢の影言葉浮かばぬ恍惚の中

・・・・・・・快感は物語にまで仕立てられその気になれる幸福もあり

出頭を命じられて褌を探すことからことは始まり

恥辱さえ消えて陶酔残る夜廊下の先に何が住むやら

・・・・・・・・ 七輪で烏賊焼く親爺呼びかける津軽の海に舟は出てゆき 陸奥湾にこぎ出す船に影もなく航跡さえも残すことなし 蝋燭の炎ゆらめくテーブルで燭台がわりの筋肉男

あるときは売り飛ばされて首輪されオナニー見せる馬鹿犬になり

蝋燭の炎が立ちし四畳半ひたすら支える肉棒も燃え

身動きもできず緊縛されたまま悪戯される恍惚もあり