Entries from 2012-01-01 to 1 year

腹筋の割れ目の感触確かめて挨拶はじめるマッチョ親父

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 鞭打たれ顔押しつけられ絶え絶えのおやじのことば温度差きびし 善良な夫婦演じる時代すぎ個々ばらばらの暮らしも青し ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

這い出して朝のひかり受け止める猫の暮しあと少しある

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 「楽しいから歌うのではなく、歌うから楽しいのだ」それもあり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 小理屈をひねり出してはなにもかも言い訳…

隅田川半纏担ぐ伊達親父ケータイもなく空振り散歩

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「恥ずかしがるのは、食いすぎと似たようなもの」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

冬の日が深き山に落ちるとき古き宿で饗宴があり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 虚構なるゲイ世界の物語破片はなくなり温もりのこる 額縁に遠近うその時代抜け出たり出したり色彩爆発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

漆黒の闇となりて蝋燭の頼りなき火縄目を照らし

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「急がない暮らし」にとどめ眠たけりゃ会社バッジはづしたままで ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

人影がただただ気になり足音を気にするのはいつからだろう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 緊縛で放置された廃屋にフクロウ入りて縄尻を噛む 謙虚さをもてあそんでいるお疲れさん一人暮らしそれがいい ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

行燈を点もし去りし下男さえ二人の謎を心得ており

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 男にもなり切れないことなどどうでもいい地殻変動なりゆきまかせ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「家族団欒」「夫婦円満」それもありか ・・・・…

いつまでも責められ続ける夜ならば奪いつくされ明けぬともよし

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 目覚めれば何事もなき朝があり昨日の夢はいづこにか消え にこやかに「しあわせ」「幸福」語り合う笑顔仲間のお疲れさん ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

知る人もなき年末の下北沢雑踏中の主はいずこに

「冗談半分・軽口半分」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 成金の親父胡坐しての一呼吸「お疲れさん」言葉続かず ・・・・・・・・・・・・・…

嬲りもの肌導火線なる乳首さえ責められ続け嬌声をあげ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 乳首責め止むこともなき夜は深く瀬戸際なる狂乱のとき ブラームス交響曲3番流しては陶酔している緊縛の果て もう一度確かめてほしいこの体主の嗜好に馴染んで…

修羅なれば地獄の責め苦が我がすみか愛し合うなど裏の裏なり

・・・・・・

鰯雲流れる黄瀬川冬の色放置されるたる夜が明けてゆき

居酒屋のモツ定食で満腹す主の連絡待つ贅沢もあり

出勤の電車の中を駆けめぐる緊縛放置衆目があり

・・・・・・・・捕囚の身け落とされた無念さも縁起悪いと宙吊りにされ

背を打たれ乳首責められ肉棒も反抗しているむらむらとして

自由なき肉棒いらだち欲情に飲みこまれたまま暴走はじめ

「お決まりスタイルの兄貴」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 愚かなる変態調教受けながら明日の暮らし気にするも馬鹿…

燃える胸メールかけども返事なく携帯通じぬ夜のいらだち

「いつも段取りで始まる」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ セックスがすべてと言いし髭面がきんぴらを食う褌のまま ・・・・・…

物語過剰になりて肉棒が化学反応制御不能

「ここが居場所」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 馬鹿親父愛することも知らぬま…

土下座して主を迎える緊張も馬乗りされて全開モード

「おわりはいつも美しい」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 何もかも捨ててここまできたけれど後悔せ…

小手高に縛りあげられ乳首責めされるがままの衆目の中

あるがまま燃えるままに突き抜ける誹りがあればなお荒れ狂い

二度とない出会いとなればいとおしく鉛筆かじり夜に悶える

・・・・・・・置き去りにしてきた後悔いずこにか持ち出されたか愚かなことよ

露地裏に住むもの知れぬアパートは密室なれど解放区なり  

・・・・・・・玉ねぎを炒めてスープ準備するエプロンだけで十分気分

年末の繁華街は駆けだしたい赤いキャップの主はすぐそこ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

緊縛の夜は長く漆黒の闇にうかぶ物語あり

柿食いて語りあいし四畳半いつか主従の密室となり

緊縛で放置される願望を馬鹿なやつと言われるもよし  

秋祭り打ちあげ終り若衆が狙い定めて生贄を食い

「祭・公認開放日」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

放置され恐怖の闇の悶えこそ発火点となる知る人ぞ知る

・・・・・・・・・・・・・・・・あのときの思いは薄れ体さえ記憶を失い何も残さず

煙草吸う主の足もとひたすらに臥して責め待つときの長さよ