Entries from 2013-01-01 to 1 year

気がつけば股間にはさまれ露出した尻遊ばれる白昼通り魔

どうにもならない衝動が体を突き抜け蠢動する。自分で自分がどうにもならない。

ふりかえることもなくて過ごしたる二人だけの記憶煌めき

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 腹筋に蝋燭ならべ火をつける言葉もなくて息だけ世界 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

緊縛で乳首いじられよがり声ださずにいられぬ四畳半なり  

緊縛の興奮ほしくてさまよえる新宿なれど主はいずこに

ともかく縄目が消えるまでは肌を出さぬようにしよう。隠す必要もないが、裏の生活があることなど知られる必要もない。

待っている時の流れは緩やかで鼓動とは違う。緊縛されたまま時間過ぎた。我慢できない。でも許してはもらえそうもない。

全裸にて歩かされた興奮と寒さに震えた一夜の記憶

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ することもない夕暮れは携帯をいじりまわして連絡を待つ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

半纏を羽織りし主は凝視する目線の先の我は硬直し

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ それらしく鍛えた体の親父殿捧げる人はもうすぐ現る ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

拘束され玩具にされる。見物にされるなら本望。羞恥の限りを与えてください。自分の居場所はそれしかないのです。

どうでもいいなんでもいい。なんでもかんでもかかってこい。俺は阿修羅なのだ。

あるものは自ら輝き吾もまた緊縛されて輝きを増す

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 傲慢な奴と怒鳴る主の声ぎざぎざして首筋を射る ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

脱がされて放置された崖っぷちやけくそ気分で大の字になる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ することもない夕暮れは携帯いじり連絡を待つ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

放たれてロープ集めて愛撫する余韻の中に浸る朝やけ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 捨てられるせつなさよりも存在を忘れられる怖さがありて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

焼き箸で乳首せめられ悶絶のかぎり絶叫し鞭におぼれた部屋を訪ねる。それもありました。

痛めつけ裏切ることも織り込みし出会いのころのちぐはぐ会話

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この体全てを捧げる覚悟ありあとは野となれ山となれ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

久々の呼び出しがありどきどきだけでなくびくびくが重なる。興奮して肉棒は暴れ回る。それは恐怖が混ざった混乱です。

物置の棚にのせられ身動きのできぬ体は弄られ放題

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 過酷なる試練を受けるそれよりも忘れられる恐怖に震え ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

牡丹雪呼び出しあれば赤褌気合を入れて占めなおしており

「生真面目ながちがち詰め込む短歌あり」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 柘榴弾け言葉失う危うさをやりとりしているなれあい親爺 複雑にこじらせてはあいまいな言葉で笑う群れたがるやつ ・・・・・・・…

年月が成熟させたるしめりけが言葉さえも濃厚にして

「時代はゲイの形も豊かにする」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

あれもこいこんな責め苦も受けてやる主のすること全部こい

「物語生みたるものだけSMに生きる」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

蝋燭の光りをうけて土下座する自分が自分でないことをしる

「物語を作り替える」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 肉棒をひねりまわす髭親父ところかま…

逢えぬ日はどうしていいか分からないただただ肉棒いじっているだけ  

「緊縛放置が究極」

コロッケを買い求め主の後をついていった。コートの下は隠すものなどなくコロッケを口にくわえながら緊張しまくっていた。

忍び寄るマジシャンの手は武骨なり四方八方責め立て続け

「玩具」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

腕太く豪快笑いの主なれど優しさもなき締めつけきつし

「食感が大切」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 裏町の古書店が懐かしい「風俗奇譚」盗み読みしたころ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「表向き整えば半分」 ・・・・・・・・・・・・・・・…

傲慢な我を打ちのめす威厳深き主の彫り込み  

始まれば終わる。調教といえでもいつかは結末がでる。死の恐怖との葛藤の中で陶酔が生まれるのだろう。

あるものはいつか消滅し形ないものは記憶から遠のいてゆく。官能の熱は体だけが覚えている。

新宿へ呼び出しがあり嬉々として晒しをかえる夜の始まり  あきオジ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「自分を捨てる」一遍を追いかける。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・