桜散り乱れしおやじら爪立てて絡みころがる夢の夢なり


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麻がらの浴衣羽織り歩く夜は褌番犬におともさせて

蔑視こそいじけた顔に隠された快感突き刺す魔物なるか

日焼けした奴隷男にまたがりて月見る夜は猫を抱えて

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光沢の鮮やか極小のブーメラン見せたい親爺体も見せたい


武骨なる腹筋自慢の熊親爺寝息も豪快蹴とばしてみる


首筋に口づけをする髭おやじ油のしみた指を髪にからめて


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