殴られるただそれだけで暮らしている刺青兄貴の喉ぼとけがいい
「奇妙な縛りで通と半端な宙づりにされた記憶」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
盛り上がるポロシャツごしに浮かびでる乳首いじり禁煙コーナー
春きらら多摩川土手で開陳の親父の宝刀充血はじめる
快感はどこにもなくて耐えているそれでご機嫌親父の休日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「シャツに染み込んだ腋臭のにおい」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
燃えだした埋もれ火広がる廃屋に宙吊り親爺の悶えが響く
白隠の一気描き模す達磨絵に勃起ををつなげる親爺のむちゃぶり
饒舌なキャップ被る禿おやじあんたの人生見せかけだけだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・